キラキラネームとかいうネットのビッグコンテンツ
昔はDQNネームなどとも言われたこうした名前だが
近年ではキラキラネームという呼び名のほうが一般的のようだ
時に、今日はこんな記事を見かけた
子どもを命名する際の情報を調べるアプリ「赤ちゃん名づけ」を提供するリクルーティングサービスは、2016年の「キラキラネームランキング」を発表した
ランキング1位は「唯愛(いちか、ゆめ)、2位「碧空(みらん、あとむ)」、3位「優杏(ゆず)」だった。
この他にも「茉莉花(じゃすみん)」「黄熊(ぷう)」「爽斗(みんと)」など、一見しただけでは読み方が難しい名前もランクインしていた。
親はさまざまな思い入れがあって命名しているのだろうが、いざ、子どもが受験するとなった際に後悔するケースもあるようだ。
ネット上のQ&Aサイトには、キラキラネームが受験に不利になると考え、「改名したほうがよいのでしょうか」と質問する人もいた。
相談者は、「キラキラネーム」を子どもに付ける親を避ける学校があると聞き、子どもの受験に不利になると考えたようだ。
今日は、キラキラネームについての考察と流行った理由について言及しよう!
そもそも、名前とは何か
名前とは、言ってしまえば個人を識別するための記号だ
その個人を指し示すためのものであり、それは万人が読めるものでなければならない
犬や猫につけるのならともかく
人間に付ける名前は初見でも読める名前でなければそもそも社会的に機能しない
- 当て字
美波瑠と書いて「びばる」
- 漢字を外国語に変換
(星→すたあ、愛→らぶ)
- 漢字のイメージを読ませたもの
星(きらら)
…これらの名前は、確かにひらがなと漢字で構成される、紛れもない日本語だ
にも関わらず当の日本人が読めないとはどういうことなのか?
つまりは、キラキラネームとは暗号だ!
では、キラキラネームが流行った理由とは?
- こどもの名前に使える漢字の増加したから
子供の名前に使える漢字に付いては、1990年に人名用漢字(常用漢字(2136字)以外の物)として付けられる法的な漢字数が166字から大幅に118字増加して284字になった。ただ、最初は特に問題とはならなかったようであるが、芸能人が子供に通常使わなかった漢字や複雑な名前を付ける場合が増加し、この影響から、これに感化された世の親達が他の子供との差別化を図るためなのか何なのか知らないが、やたらと子供に難解だったり複雑だったり絶対に聞かないと読めない漢字や読み仮名をつける親が増加した。さらに、法務省が保護者からの意見聴取などを基にして2004年9月27日に施行された人名漢字の大幅追加により、488字増えて983字となった事も拍車をかける要因になったと言えよう
- たまごクラブが個性的な名前をつけるよう推奨したから
このようなキラキラネーム(個性的だが読むのが難解な名前)が増え始めたのは、1990年代半ば頃からだという
日本の名づけ文化に詳しい京都文教大学教授の小林康正氏がこう説明する。
「その頃、マタニティー雑誌の『たまごクラブ』が、子供の名前に関する特別付録をつけ、個性的な名前を数多く紹介したんです
これが大人気となり、一気に広がるひとつのきっかけになりました
だが、個人的に一番子供の命名に影響を与えたのには
他でもないインターネットではないかと思う
ネットがキラキラネームを加速させた
さらにアニメやゲームにインターネット。急激なメディアの普及は名前のトレンドを瞬くまに塗り替えた。1985年から人気急浮上した男の子の名前「達也」は『タッチ』の影響ではないか?
今では一般的な「翼」は1994年にベスト10入り。これは『キャプテン翼』を愛読していた世代が親になったためかもしれない。近年人気の「瑛太」は瑛太だろうし、コナンくんもよく見る。
女の子の名前では、「心」を「こ」「み」と呼ばせるパターンが多いが、2001年、キムタク夫妻が生まれた娘に名付けた「心美(ここみ)」がその先駆けだろう。響きを重視し、漢字にうまい当て字を使う、現在のキラキラネームの原型がこのとき一般化したと思われる。
同じころ、インターネットの普及率が50%を超え、パソコンを利用して名づけをする人が増えた。「いい子に育つように」との思いは同じでも、パソコンで調べると“心優(みゆ)”“聖(ひじり)”“カイン(=kind)”など、個性的な名前の候補はいくらでも出てくる。良子、インパクトで完敗……。
いつしか私たちにはキラキラネームに対する免疫がついてしまい、多少のことでは驚かなくなった
自分たちの子どもには特別であってほしいという想いから
こうした突飛な名前をつける傾向にあるのだろう
- 子どもの名前を思いつく↓
- ググると検索に引っかかる↓
- 自分の子には特別なオンリーワンの名前をつけたい↓
- 以下ループでキラキラネーム誕生!
こういったキラキラサイクルが親たちの中にはあるのではないか…?
だがその名前によって、子どもたちの将来が閉ざされかねないとしたら?
生まれながらに子どもたちに十字架を背負わせるのはやめよう!
名前の改名は法的にも難しいのが現実なのだ
僕の予想。将来流行る名前はバイブルネーム
今後ますますグローバル化が加速する中で、命名も時代情勢に従って変容していくだろう
異国風情を思わせるキラキラネームが多い中
今後流行りそうな名前として俺が思うのは
聖書由来から名前を決めるバイブルネームではないかと思う
グローバル化にも対応でき、なおかつ日本人の名前としても違和感がないものとしては
- まりあ(聖母マリアから)
- まな(旧約聖書「出エジプト記」第16章に登場する食物)
- るか(ルカの福音書から)
- なおみ(ルツ記のルツとナオミから)
- よしや(ヨシュア記から)
加えてもし外国を意識する命名をするならば、
- 音節を3以内にする(4文字以上だと英語圏の人には長く感じる)
- 女の子の場合はaで終わる名前にする(花子hanakoだと、末尾がOで終わるためスペイン語圏では男性の名前のように感じられる)
このあたりを考慮するといいでしょう!