ブログ界の王、イケハヤがブログのオワコン化宣言を謳い
自らはインフルエンサーとして転身したのはつい一ヶ月ほど前のことだ
ブロガーに脅威をもたらす存在として、存在感を見せてきたyoutuber
現時点での私見と予見をまとめた
- YouTuberの台頭
- 好きなyoutuberは?という質問はあって“好きなブロガーは?”はない
- 今14歳の少年少女は“何”に憧れるか
- どちらに憧れるか
- グーテンベルクからスティーブ・ジョブズへ
- 予測1.ブログ界は今後緩やかに衰退する
- 予測2.ブログはハイカルチャーになる
- ブログ/YOUTUBEを好きな人はこの世に一人もいない
YouTuberの台頭
たかだか生まれて数年しか経っていないyoutuberなる職業に
誰も無視ができていないでいるのだから
youtuberというのはさながら小回りの効く大砲のようだ
“好きなことで 生きていく”というキャッチコピー
超天才集団を集めたgoogleが紡ぎ出したフレーズが、これか…?
これは情報過多の時代にあのgoogleすらも頭を垂れた瞬間だと思えてならなかった
悪貨が良貨を駆逐するというロジックをキャッチコピーにも持ち込んだのではないか
日に日に存在感を増している
youtubeという赤い飴玉にアリが、湧いてきた
好きなyoutuberは?という質問はあって“好きなブロガーは?”はない
もちろん自分にも好きなブロガーがいる
だが、世間一般の、市井の人たちからはこういう質問は出てこないのではないか
ブログ界とは、井の中の蛙に食べられるプランクトン、のような小宇宙に過ぎない
もはや若年層の中では好きな芸能人よりも
好きなyoutuberのほうが話題に登っているんじゃないだろうか
ここ最近悲報という形で世間をざわつかせたのは
登録者数110万人を要するやってみた系youtuberのエイジくんの逝去だった
テレビでも報道され、悲しみに暮れる子どもたちも多い
今14歳の少年少女は“何”に憧れるか
そう、子どもたち、だ
今もしも、14歳の少年少女だった“何”に憧れるだろうか?
それはブロガーでも東大生でもない
間違いなくyoutuberだ!
googleトレンドでの両者の比較を見てほしい
2014年から18年度のインタレスト度だ
ちょうどYoutuberという言葉が生まれたのが14年ごろだから
そのころから逆転している
どちらに憧れるか
大学生だとインフルエンサーかもしれない
自分も2011年に大学に入学した当時18歳のころは
歌い手にあこがれていた
別に音楽活動をやっていたわけではない
ただ当時のインターネッツで一番キラキラしていた存在は
歌い手だったのだ
そのために下宿先は鉄骨造の角部屋にした
防音がしっかりしているから
ブログ界の頂点は、イケハヤとはあちゅう
youtuberの頂点は、ヒカキンとはじめん
影響力も収入も後者が優越している
グーテンベルクからスティーブ・ジョブズへ
ブログとは文字媒体を発信するから活字の文化だ
活字を楽しむ文化が出来上がったのは、活版印刷術を発明したグーテンベルクの時代(14世紀半ば)からだ
これを機に識字率は向上し、メディアとしての本が生まれた
iPhoneが生まれてからは、電車で本を読むひとたちの風景をめっきり見かけなくなった
かわりとしてみなが持っているのは、スマートフォン
ソフバンの孫さんは以下の言葉を残している
アートとテクノロジーをクロスオーバーさせた最強の1人目がダヴィンチだとすると、2人目はスティーブ・ジョブズだと思います。
孫正義が初めて明かす「僕は経営の修羅場をこうして生き延びてきた」(マネー現代編集部) | マネー現代 | 講談社(5/5)
自分の意見は違って、メディアの主役をグーテンベルクが作った本から交代させたのが、ジョブズだと思う
皆スマホで何をやっているかというと、文章ではなくYoutubeかネトフリとかのオンデマンドを見ている
予測1.ブログ界は今後緩やかに衰退する
まず第一に、活字を楽しむ文化は残り続けるだろう
だが世の中活字よりも映像画像を好く人のほうが多い
それは、子どもをみていてもわかる
相対的に影響力が下がっていくが、その下がり度合いは、おそらく緩やかなものだと思う
予測2.ブログはハイカルチャーになる
これまでエンタメが強かったyoutubeだが
ライフハック系や役立つ情報も動画で入手する人が増えてくるだろうが
活字が映像より優れているのは、情報収集効率の高さだ
講演動画よりも、それを文字起こししたもののほうが短時間でインプットできる
つまりビジネスパーソンと活字は相性がいいのである
活字を楽しむ5%の人たちはこれからも居続ける
そして文章を読むということは、動画視聴に伴うものとはまた違った
より高尚な、あるいは見せびらかし的な文化になるのではないか
ブログ/YOUTUBEを好きな人はこの世に一人もいない
みんな文章を書きたいわけじゃないし
動画を作りたいわけじゃないんだよ
みんな発信がしたくて、表現がしたいんだと思う
そして、現代という時代に生まれたから
その手段としてブログを、youtubeを始めたんだ
変化の速い今の時代、そのぐらいに思っておいたほうがいい
ブログは好きだが永遠じゃないし、youtubeにしてもそうだ
どちらが上位互換かという話でもないので
正解は
どっちもやること!!

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